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無用の用

2023.11.17



11月霜月に入り立冬を過ぎると、にわかに冬の訪れを感じられるようになりました。                                    今年も残り少なくなってきましたね。

 

世の中には溢れる才能を発揮して社会に認められながら、暫くして姿を消していく人達がいます。 アクシデント、病気など理由は様々ですが世の不条理を感じてしまいます。


荘子は無用とされているものが、かえって大用を成すことを「無用の用」と言い表しました。 山の木々は、その有用さ故に次々と伐採される。


人間も下手に有能だと、世間に酷使され摩耗してしまう。             余りずば抜けた才能がない人の方が、いつの間にか力をつけて、長いスパンで見れば優位に立つことは、「無用の用の功徳」などと呼ばれています。


人間 世に処する道は虚心と無用とが大切であり 心が虚であれば禍から遠ざかり 無用であれば よく生を全うする _荘子 _


荘子に習えば、凡庸であることが細く長く幸せに生きることに繋がる。

このように考えれば、なんだかとても元気がでてきます。 無用の一人として、私たち自身の持てる限られた才は大切に活用しつつ、ゆっくり成長していきたいものですね。


細く長~く、そして楽しみながら。


                       果蓮著「心の道しるべ」より抜粋