2025年11月(丁亥月)の運気の流れ 四柱推命でみる「立冬」から始まる新しい季節

今月は特に「駅馬」の強いエネルギーが流れ込むため、
変化の波に乗る心構えが大切。
鮮やかな紅葉に癒される季節。冬の訪れを感じる頃となりましたが、皆さま、温かくしてお過ごしでしょうか?
11月7日の「立冬」から暦の上では冬が始まり、四柱推命ではここから、丁亥(ひのと・い)月の運気が巡ります。
やわらかな灯火を象徴する「丁」と、深い水の気を持つ「亥」。
この組み合わせは、静かな水面に光が映りこむように、
“心の奥にある本音や希望が照らし出される”ひと月となります。
丁亥月の象意、「丁火」は繊細な光。人の心を温め、優しく包みこむエネルギーです。
一方、「亥水」は冬の始まりを告げる深い水の気。感情や潜在意識、無意識の領域を意味します。
火と水は相剋(そうこく)関係ですが、このバランスが取れると、直感と行動が調和するという特徴を持ちます。
迷いの中にいても、ふと“これだ”と感じる瞬間があるかもしれません。
亥と巳の「沖(ちゅう)」がもたらす転機
今年(2025年)は「乙巳年」。
今月(丁亥月)の「亥」と年の「巳」は、沖(ちゅう)と呼ばれる関係です。
沖(ちゅう)とは、ぶつかり合い、動きを生むエネルギー。
静かだった流れに波が立ち、人間関係・仕事・環境などに“変化”が起こりやすい時期ですが、これは悪い意味ではありません。停滞していたものが再び動き出すチャンス。
今まで惰性で続けてきたことに終止符を打ち、「次の道」へと進むきっかけを与えてくれるのが、この沖の作用です。
駅馬の星が動くとき
亥月は「駅馬(えきば)」の星が強く働く月。
駅馬とは、“動くことで運が開く”星。出会い、移動、変化、挑戦。
まるで旅をするように、あなたの運気も流れを変えていきます。
・新しい出会いやご縁が生まれる
・思いがけない誘い、移動や転職の話が来る
・遠方とのつながりが運を動かす
こうした動きが出やすい時期です。変化を恐れず、流れに乗ることが開運の鍵となります。
今月のテーマ「内なる光と動きの調和」
亥と巳の沖がもたらす「動き」 丁亥の気が教えてくれる「内面の静けさ」。
この相反する二つの力が共存するのが、今月の特徴です。
外では動き、内では整える。
動と静のリズムを上手に切り替えることが、今月の開運ポイント。
今月の開運アドバイス
心の整理をする旅に出よう 遠出や小旅行もお勧め。移動が「新しい気づき」を運んでくれます。
ご縁の再構築 疎遠だった人との再会や、関係の見直しにチャンスがあります。
夜の灯を意識して キャンドルや灯りで心を鎮め、内なる光を感じる時間を。
丁亥月は、内面の深い場所から新しい光が生まれる時。
乙巳年との「沖」が、あなたの運を大きく動かすタイミングを示しています。
変化の波に身を任せながらも、心の軸を静かに整えていく。
そのバランスの中に、次のステージへの扉が開きます。
動きの中に、心の静けさを。
静けさの中に、未来の光を。
変わる勇気が、あなたを次の季節へ導いていきます。
素敵な11月をお過ごしください。
10月の流れを振り返ると、今月の変化がより深く理解できます。
季節とともに移ろう心のリズムを感じながら

