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天中殺(空亡)を不安に思わないで!飛躍の鍵「解空(かいくう)」を読み解く

2025.10.09



四柱推命の天中殺は決して恐れるものではありません。
この時期をどう過ごすか、その鍵は「解空」にあります。





​こんにちは!  果蓮です。

​四柱推命にご興味のある方なら、「天中殺」という言葉を一度は耳にされたことがあるかもしれません。この言葉の響きから、「恐ろしい」「何もしてはいけない期間」といったネガティブなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

​確かに、天中殺の期間は、「思った通りに進みにくい」と言われます。

私はこの期間を単なる「厄介な時期」とは捉えていません。むしろ、人生を深く見つめ直し、大きくジャンプするための準備期間

宇宙の流れが「一度立ち止まってみましょう」というメッセージ。

​天中殺とは、なぜ起こるのか?

​天中殺は、私たちが生まれ持った四柱(年・月・日・時)の命式を構成する、干支(かんし)の組み合わせから導き出されます。

​干支は、10種類の天の気(十干)と、12種類の地の気(十二支)の組み合わせでできています。この10と12の組み合わせを順に巡らせていくと、必ず2つの十二支が余ってしまう期間が生まれます。

​この「組み合わされなかった2つの十二支」の期間が、あなたの天中殺(空亡)となります。

​天中殺の期間は、「天地の気が完全に調和しない」、「土台(地)が一時的に欠ける」時期。普段なら当たり前に機能していたバランスが崩れ、物事が計画通りに進みにくくなったり、予期せぬ展開になったりします。

​天中殺を紐解くカギ「解空(かいくう)」という視点

​この不安定な天中殺を理解する上で、重要視するのが「解空(かいくう)」です。

解空は、「欠けたものが埋まる」作用のこと。

​天中殺期間中に、あなたの命式にある干支と、巡ってきた年運・月運の

干支が特定の組み合わせになることで、一時的に天中殺の力が弱まったり、解消されたりするタイミングが存在します。

​例えば、

​・天中殺の期間であっても、「守護神(あなたの命式を助ける星)」が巡ってくるこ   とで、ピンチを乗り越える知恵やチャンスに恵まれます。

​・「位相法(いそうほう)」という干支の組み合わせの法則で、欠けていた地支が埋まる作用が働きます。

​このように、天中殺を一括りに恐れるのではなく、「その中にチャンスはないかなぁ?」「運気の抜け道はどこにあるかなぁ?」という細やかな視点を持つことが、天中殺を味方につける鍵です。

​天中殺の過ごし方

天中殺は、「私たちが本来の自分」「精神的な成長」に目を向けるために神様が与えてくれた「強制的な休憩時間」

​特に、

新しいことのスタート(転職・起業・結婚など)

・​大きな買い物(マイホームなど)

​は、土台が不安定なため、後々問題が発生しやすいとされています。

この時期は、「守り」と「内観」。

過去の清算: 滞っている問題の解決、人間関係の整理、心のデトックス。

準備と勉強: 知識の深化、趣味や芸術といった精神的な栄養補給。

奉仕の精神: ボランティア活動や人の手助けなど、見返りを求めない行動。

天中殺で運気の流れが変わるのは、大きく跳躍するための「しゃがみ込み」の動作です。この期間にしっかりと地に足をつけて準備ができた人ほど、天中殺明けには驚くほどのスピードで願いを叶えていきます。


​占いに触れると、「運命に支配されているのでは?」と感じる方もおられるかもしれません…。

四柱推命は、あなたの「生まれ持った才能とリズム」を教えてくれる優しいツールです。天中殺の期間、少し心がザワザワしても大丈夫。

それは、変化のエネルギーが動いている証拠です。焦らず、自分をいたわる時間を大切にしてくださいね。