四柱推命で読む 2025年10月(丙戌月)の流れ

10月8日は二十四節気の「寒露」
露が冷たく光る季節へと移り変わり、秋が一層深まっていきます。
四柱推命においても、寒露から新しいひと月「丙戌月」が始まります。
自然の流れと暦のリズムが重なり合うこの時期、私たちの心や日常にも新たな風が吹き込みます。
乙巳年の木火の気は、柔軟かつ成長志向の乙木と、内に秘めた情熱を燃やす巳火が共鳴する年です。
そこへ丙戌月の太陽の火と晩秋の土が重なり、炎は照らし、土はその熱を受け止めます。
この組み合わせは、情熱の行先を現実の形へ定着させる作用を持っています。
乙巳年の火は柔軟な木に栄養を与え、巳火の勢いを丙火が増幅することで、活動力・決断力・実行力が高まります。
一方、戊土がその勢いを受け止めることで、過剰な暴走を防ぎ、安定した基盤の上で熱意を生かすことが可能です。
この期間は、火の勢いと土の安定のバランスが鍵。過剰に情熱を燃やすと心身の消耗を招きますが、土の気に従い熱を形に変えれば、成果と内面の充実を同時に得られます。
*仕事・学び
・計画性を意識し、熱意を具体的な行動へ落とし込む。
・変化には柔軟に対応しつつ、丙戌月の火土で成果を形にする。
・焦りや過剰な自己主張は控え、協力関係を活かす。
*恋愛・人間関係
・情熱的なアプローチはグッドラック。ただし相手の立場やタイミングを尊重。
・新しい緑も芽吹く時期。既存の関係は土の安定感を意識して深める。
・感情に流されず、行動と言葉で誠実さを示す。
* 生活・マネー運
・支出は計画的に。衝動的な出費は火の勢いを強めすぎる。
・日常習慣を整え、心身のバランスを保つことが運気向上につながる。
・整理整頓や貯蓄で安心感と成果をえる。
今月の丙戌月は、年の乙巳(木生火)の流れに、月の丙(火)が加わることで、火のエネルギーが最高潮に達します。例えるなら、秋の空に力強い太陽がギラギラと輝き、その熱が大地を温めているような、エネルギッシュで実り豊かなイメージです。
キーワードは「情熱の放出」「積極的な行動とアピール」「実務の結実」「堅実な基礎作り」です。
あなたの熱意と努力が報われる、パワフルな時期です。この運気の波に乗って、未来へとつながる種を育む秋を過ごしてくださいね!
先月の9月・乙酉月の流れについては、こちらのブログにまとめています。
あわせて読むことで季節の移ろいとともに、変化する運気のつながりを感じていただけると思います。

秋の深まりとともに、あなたの日々が澄んだ喜びで満たされますように。