静かに立つ、ゴルゴタの丘
2026.02.25

少しだけ日差しがやわらいで、コートを迷う朝ですね。
春の光が差し込む朝でも、どこか胸の奥がしんとする場所があります。
それが、エルサレムにある「ゴルゴタの丘」。
聖書の中で、イエス・キリストが十字架にかけられた場所として知られています。
ゴルゴタという言葉は、「髑髏(どくろ)」を意味するそうです。
少し物騒な響きに感じるかもしれませんね。
けれど、そこはただ恐ろしい場所ではありません。
悲しみと、祈りと、赦しが重なり合った場所。
イエスは十字架の上でさえ、人々を赦す祈りを捧げたと伝えられています。
その姿は、強さとは何かを問いかけてくるようです。
今、その場所には聖墳墓教会が建ち、世界中から巡礼者が訪れます。
石の壁に触れながら、涙を流す人もいるそうです。
何千年という時間を越えて、なお人の心を動かす場所。
人生の中で、誰にでも「小さなゴルゴタ」はあるのかもしれません。
どうしようもない出来事や、胸が締めつけられるような選択。
でも、その丘の物語が教えてくれるのは、
苦しみの先にある希望です。
暗闇が深いほど、光ははっきりと見える。
ゴルゴタの丘は、そんな静かな真実を、今も変わらず語り続けています。
もし心が重たい日があれば、
少しだけ目を閉じて、その丘を思い浮かべてみてください。
悲しみの場所は、やがて祈りの場所に変わる。
歴史は、そっとそう教えてくれているのかもしれません。
