シャバット ~ユダヤの安息日~
2025.08.02

こんにちは。果蓮です。
「シャバット shabbat」という言葉をご存知でしょうか。
シャバットはユダヤ教において、とても大切にされている安息日(心と体の休息日)のことです。
金曜日の日没から土曜日の日没までの24時間、ユダヤ人は仕事や忙しい活動から離れ、何もしない時間、神聖な時間~家族と食卓を囲み、静かな祈りを捧げ自然と調和しながら過ごします。
それはまるで魂がひととき羽を休める「心の休日」のようなものです。
私たちの日常は、情報や責任、タスクにあふれ何かに追われるように、ついつい頑張りすぎてしまいます。
忙しいとは心を亡くすということ。すべてを向こう側に追いやって自身と対話し、心に大きな空間をつくり出して心と体を休め、時には静かに灯りをともして自分自身を見つめる時間が必要ですね。
全ての「すべきこと」から解き放たれ、「在りてある」ことを受け入れる時間。それがシャバットの本質なのだと思います。
ユダヤ教徒でなくても、私たち一人ひとりにも、このような~心のやすらぎ~があってもいいのではないでしょうか。
例えば スマホを手放し静かな音楽を聴いたり、自然とふれあったり、ゆったりと湯船につかる・・・
それだけでも、内なる神聖さとつながることができるような気がします。
全てを手放すということは勇気がいることかもしれませんが
「今日という一日は魂を休める時間」と決めることで、私たちはより優しく、軽やかに生きていけるのかもしれませんね。